「医療過誤」を論述するヒント
課題文があれば課題文の中で説明されている医療過誤に対する考え方を参考にするにしても、医療過誤が生じるのは人間だから止むを得ないという部分はもっと手短にしたいところです。
肝心なことは、被害者や家族に説明することと、あとでその事故を公開することで同じ過ちを犯さないように情報を共有するという一般的な(模範的ですが)解答を、より自身の問題として考慮することができれば良いと思います。
被害者や家族に事故を説明するのか、謝罪するのか、この点だけでも大きな差があります。あなたが、被害者の立場に立ってみたりもしたと思いますが、医療事故は不可抗力の事故もありますし、ミスもあります。この点でも、現実には明確に分けて考えなければならないでしょう。
医療事故はかなり頻繁に起こることですし、院の内外で丁寧なカンファレンスを行なって、情報を共有する努力を行なうという点は、この問題を考える上では不可欠な要因だと思います。ですが、ここで問題になっているのは、「被害者や家族に対して何をするか」ですから、被害者や家族に対して、謝罪するのかどうか、経緯や原因を包み隠さず説明するのかどうか、他になにをしようとするのかを考えてみて欲しい問題なのです。
例によって、正解はありません。被害者や家族の心境を察して納得できるようにしてあげることを最優先にするのか、医療の権威や病院の信頼を崩さないことを重視するのか、どこを向いていく人物なのかが見られようとしている問題なのです。ちなみに、アレルギーだということを患者が告知していなかったために緊急処置で心停止を招くような事故もありますね。そういった事故を防ぐためには何が必要なのか、防ぎ得るものを防げないときに事故が起こるというケースと、全く予測不能な事故、ミスが重なって起こる事故など、様々なケースがあります。それぞれに、あなただったらどうするかを探ってみてください。 設問の要求を見逃さないように十分気をつけましょう。
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